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コース概要
フェデレーション型メッセージング環境の確立
- SlackやTeamsがもたらすデータ分断や外国法管轄の問題点。
- Matrixプロトコルの仕組み:ホームサーバー、ルーム構造、イベント伝播およびフェデレーション。
- 標準的なサーバーとしてのSynapseの機能やシステム要件。
- Mattermost、Rocket.Chat、Zulipとの比較。
Synapseの導入手順
- Docker Composeを用いたsynapse、PostgreSQL、Element-Webのスタック構築。
- ネイティブパッケージによるインストールおよびsystemdサービス設定。
- Nginxを使ったリバースプロキシ構成とTLS環境の実装。
- 初期設定ファイルの生成およびデータベースマイグレーション。
クライアント側の設定方法
- Element Webの導入および独自ブランドデザインの適用。
- デスクトップ版・モバイル版でのカスタムホームサーバーURL指定方法。
- ユーザーの登録手続き、ログイン処理、パスワードリセット機能。
- ゲストアクセスの許可やルーム検索ポリシーの設定。
暗号化と安全性の確保
- OlmおよびMegolmを用いたエンドツーエンド暗号化の仕組み。
- デバイス認証やクロスシグニングによる信頼性管理。
- パスフレーズを活用した鍵情報のバックアップおよび復元手順。
- 管理者権限での暗号化データ利用に関する制約と対策。
ブリッジ機能および外部連携手法
- Slack、Discord、IRC、WhatsAppへ接続可能なブリッジ設定方法。
- メール通知の実装やGitHub/GitLabからのウェブフック受信機能。
- 暗号化通信に対応したビデオ通話ツールJitsiとの連携手法。
- matrix-nio SDKを用いた独自ボット開発例。
フェデレーション管理とガバナンス
- 外部接続先を許可または拒否するホワイトリスト/ブラックリストの運用。
- ルーム構成の更新および状態解決処理の仕組み。
- メディアデータの保管制限や自動削除ポリシーの設定方法。
- スパム対策機能および不正行為報告用ツールの利用法。
運用管理と大規模展開への対応
- データベース最適化や古いログデータ削除用APIの活用。
- メディアファイル整理およびS3クラウドストレージへの移行方法。
- 高負荷環境向けワーカーモード構成の設計法。
- ホームサーバーの状態保存および障害発生時の復旧手順。
要求
- LinuxおよびDockerに関する中級レベルの知識。
- インスタントメッセージングプロトコルとフェデレーションの仕組みに対する理解。
- PostgreSQLやPythonアプリケーションのデプロイ経験があること。
対象者層
- Slack、Teams、Discordに代わる独自管理可能なチャットシステムを求めるITチーム。
- エンドツーエンド暗号化が不可欠なオンプレミス型メッセージング環境を必要とする組織。
- 監査可能かつ分散管理が可能なチャット環境を望む官公庁・防衛関連部門。
14 時間